満天の星

長く早朝の仕事をしていたので、夜明け前の夜空を見ることがあり、月がこんなに大きく見えるのかと驚いたこともあります。また冬の空の北斗七星も、あんなに大きく見えるのかと感心していました。満天の星を見るたびに果てしない宇宙の時間の長さを思うと、人の一生は、なんて儚いのだろうと、誰もがそう思うよね。風に散っていく桜の花びらも、意思があるように空に舞うけれど、その姿が儚いのか、美しいのか、それとも悲しいのか・・・悲しみをこらえて笑っている、その姿は健気なのか、それとも悲しいのか?ぼくには分からない。それでも春という幕が閉じて、新たな季節の幕が開くのですね。自分の人生が喜劇でもなく、まして悲劇でもなく、楽しく幸せな人生だったと思って、人生の幕を閉じたいのですよ。