戦争について

毎年終戦記念日が来るたびに思うのだけれども・・・心の中に空虚なものが広がってしまうのです。ニュース報道などで平和の誓いだとか、深い反省という言葉を聞くと昭和という時代は遠くなったなと感じます。自分の子供時代は戦争を語る大人たちはたくさんいました。父は戦争体験を語りませんでした。辛い思い出は話したくなかったのだと思います。誤解を恐れずに言わせてもらうと、戦争を面白おかしく、まるで冒険活劇のように語る大人もたくさんいました。題名のない音楽会という番組で古関裕而氏の作曲による軍歌を特集したことがありました。父は司会の黛敏郎氏に対して、なぜ、こんな人が、こんなことをするだと言って不快感を露わにしました。父の心の奥深くは息子の私でも見ることのできない深い闇があったのでしょう。令和の今、あのような軍歌を特集した番組が放送されたら大顰蹙を買うでしょう。何が言いたいのかというと現代戦争を語るとき、一方通行で限られた報道しか許されないということです。戦争は絶対にしてはなりません。そのことに何の意義もありません。だけど自由闊達な意見の交換もできない世の中に、なぜなってしまったのでしょうか。これって怖いことだと思いませんか。誤解しないでください私は戦争は絶対に反対です。