大空へ

子供のころの話ばかりで恐縮だけど、紙飛行機を、みんなで飛ばして、誰の飛行機が最後まで飛んでいるのか、そんな競争をしていました。一枚の紙が飛行機になる。パソコンもスマホもゲームもなかった時代。今から思えばなんとアナログだと思うけど、それを不自由だとか、つまらないなんて微塵も感じなかったな。メンコもベーゴマもゴムを動力にしたプロペラ機もアナログの極みだよね。だけど、そのころの子供たちは職人気質が備わっていて腕のいいものが尊敬されていた。狭い空き地から飛ばす紙飛行機だけど、子供たちは無限に広がる大空を夢見ていたと思うよ。