映画をよく見ていた頃、有名な映画評論家が、ある映画を素晴らしい芸術作品だというので観てみたら、どこがいいのか、何が芸術なのかサッパリ解からなかった。そういうことはいっぱいありました。それと、ある演奏会でも観客の多くが居眠りをしているのに、素晴らしい演奏会だったという記事をよんだことがあります。ぼくには退屈な演奏だったのだけど・・・日本では芸術イコール高尚のもので、娯楽は低俗なものという風潮が強いのかな・・・松本清張氏は有名な文学作品を読んだけれど、全然面白くなかった。面白くなければ小説じゃないと言っていましたが、拍手を送りたいですね。あの映画はつまらなかったとか、あの演奏はつまらなかったというと、お前は芸術が解からないと物知り顔の学者から鼻で笑われるのではと口を閉ざしてしまう、そんなのは嫌だな。Ｂ級Ⅽ級というランク付けされている映画にも面白いものは沢山あると思うのだけど・・・
