あなたの素顔は?

ぼくの小説の幻の橋の中で、夢の中に出てくる霧のかかった吊り橋を渡ろうと思っても渡れない場面がでてくるのですが、吊り橋の夢は実は、ぼく自身が見た夢なのだけど、最近人間も動物で帰巣本能があるのだと感じています。今は群馬に住んでいますが、生まれて子供の時代を過ごしたのは北千住です。夢の中で、この千住大踏切を渡れば生まれ育った家に帰れると思いながら踏切が開くのを待っているのですが、そこで目が覚めてしまうのです。最近の夢で見るのは、家にたどり着くのですが、あまりに変わり果てていて呆然と立ちすくす、そんな夢をみるのです。普段、意識していない心の奥には何が潜んでいるのですかね・・・真実の素顔は鏡には映らないですからね。怖くもあるのだけど、知りたいのです。